あなたには「山の声」が聞こえるか。~極寒の雪山に挑む登山家たちの魂を描いた舞台。四国で初上演!~

皆さんこんにちは!

3月に入り急に暖かくなった今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか〜?

今年の冬は東温市の名所である「白猪の滝」も氷瀑するほど寒かったですね。

皆さんは氷瀑見られましたか??圧巻ですよ〜〜〜!


※2021年2月の様子

「白猪の滝」は東温市河之内地域の山を少し進んだところにありますので、冬場に見にいかれる際には装備をきちんとして行った方が良いですよ!

雪山は何が起こるかわかりまへん〜けれども登りきったさきには絶景が待っている。それがロマンでもありますね〜

 

さて、今回は東温で上演されるそんな山への想いに駆られた二人の登山家たちの物語「山の声 ある登山者の追想」についてご紹介!

とうおんアートヴィレッジフェスティバル2022 参加作品
大人の演劇鑑賞会『山の声 ある登山者の追想』

実在した昭和初期の登山家・加藤文太郎。「不死身の加藤」とも呼ばれた人物を題材とした俳優2名による骨太な演劇作品。驚異の脚力と体力で日本アルプスなどの単独行を繰り返した加藤は昭和11年、厳冬の槍ヶ岳北鎌尾根へ吉田登美久とともに、山に出る。

日程|2023年3月10日(金)ー3月12日(日)
会場|東温アートヴィレッジセンター シアターNEST
公演情報はこちら

ええぇ、登山家たちの舞台作品??

山登りするお話…ちょっと全然ピンとこないんですけど…。とお思いのそこのあなた!ぜひこの作品の面白さに触れて欲しいです!

 

舞台は昭和初期の厳冬の雪山

 

そう、今回の舞台は昭和初期!厳冬の雪山!そしてその圧倒的な体力と強靭な身体によって「不死身の加藤」とも呼ばれ、登山界では知る人ぞ知る実在した登山家加藤文太郎氏を描いた作品なのです。

不死身…て、凄すぎやないですか!?それだけすんごい登山家さんやったというわけですね…

ただ、加藤氏の一生涯すべてを描いた伝記のようなものではなく、彼の最期となった登山、槍ヶ岳北鎌尾根で起こった出来事がピンポイントで描かれた作品なんですよね。

極寒の雪山は加藤氏とそのパートナーである吉田氏を襲い、二人は山小屋で暖をとっているところから物語は始まります。

観てるこっちからすると、え?いきなりどういう状況?という感じです。
まあ、そこは慌てなさんなという感じでゆっくりじっくりお芝居を観ていきましょう。

またここの山小屋での二人が寒さを凌ぎながら語らうシーン。山の寒さと対峙するかのように心温まるものがあり、私はジーンときましたね。そうジーンときました!ぜひこのジーンを皆さんと共有したい!フンフン←鼻息

 

展開が気になる? 続きは劇場で!

そこから物語はさらに展開していくのですがここから先はいよいよネタバレになるので、続きは劇場で!

極寒の雪山の中だからこそ「生きること」への人間の渇望が感じられ、そしてそれが美しくもあり大自然を前にその小ささを思い知らされる。

人はどうして生死をさまよいながらも山を求め、山に生きるのか。

「そこに山があるからだ」とはよく言ったものです。

まだ私は上演された舞台を観たことはないですが、脚本を拝読し、気づけば共に山を登っている自分がいました。

どこまでも人の探究心と欲求を揺さぶるこの物語。

芝居の幕が下りた時、あなたは作品タイトルに唸らされることでしょう。

山に魅了された者たちの物語、ぜひ四国初上演の今作品をシアターNESTでご堪能ください!

 

内容を先に知りたい、脚本が読んでみたい!という方、必見!

ど〜しても内容が気になるぜ!という方や脚本を読んだ上でお芝居を楽しみたい!という方はこちらをご紹介〜♪

\戯曲デジタルアーカイブ〜!(ドラ●もん風)/
なんと山の声の脚本が読めちゃいます!

こちらは「一人でも多くの方に、末永く戯曲を味わってほしい、また適切な方法で演劇作品として上演してもらいたい」という思いで運営されている言うなれば「戯曲の宝物庫」です。

山の声はもちろんその他にも様々な名作が無料で読めるので気になる方はぜひぜひ読んでみてください!

 

東温だけじゃない3箇所ツアー

今回の イワントモリ 第一回公演 『山の声 ある登山者の追想』はなんと東温を皮切りに3箇所ツアーを開催!
東温市、高知市、松山市と巡り巡ります!

【東温】3/10-12金土日 in 東温アートヴィレッジセンター シアターNEST
【高知】3/18,19土日 in シアター蛸蔵
【松山】3/24-26金土日 in シアターねこ

東温市がどうして観れないよ〜という方は他の地域もぜひご検討くださいな!

 

【公演情報】大人の演劇鑑賞会『山の声 ある登山者の追想』

とうおんアートヴィレッジフェスティバル2022 参加作品
大人の演劇鑑賞会『山の声 ある登山者の追想』

作・大竹野 正典  演出・伊豆野 眸(劇団 UZ)

坊っちゃん劇場で11年ぶりに再会した愛媛に移住した俳優「岩渕敏司」と東京に在住する俳優「森田祐吏」が愛媛を拠点として活動するために新たに立ち上げた演劇ユニット「イワントモリ」による第1回公演を開催します。
OMS 戯曲賞2009年の大賞作品且つ、劇作家・大竹野 正典氏の遺作です。国内で多く上演されてきましたが、四国内で本作品が上演されるのは今回が初めてとなります。

実在した昭和初期の登山家・加藤文太郎。「不死身の加藤」とも呼ばれた人物を題材とした俳優2名による骨太な演劇作品。驚異の脚力と体力で日本アルプスなどの単独行を繰り返した加藤は昭和11年、厳冬の槍ヶ岳北鎌尾根へ吉田登美久とともに、山に出る。

■CAST
岩渕敏司 森田祐吏

■日時
2023年
3月10日(金)19:00(初日割引)
3月11日(土)14:00、19:00
3月12日(日)10:30、14:00
※受付開始は開演の1時間前、開場は開演の 30 分前となります。

■会場
東温アートヴィレッジセンター/シアターNEST
※伊予鉄横河原線「見奈良」駅より徒歩 6 分( 松山市駅からの所要時間 約25分 )
※無料駐車場あり

■チケット料金(※全席自由)
前売:3000 円 当日:3500 円
初日割引:2500 円 U25:2000 円
高校生以下:500 円

■ご予約
予約フォーム

■お問い合わせ
メール :info@iwantomori.com
電話  :090-7571-8692

■公演情報
さらに詳しくはこちら

 

 

【イワントモリについて】

岩渕敏司(イワブチトシジ)は埼玉県出身。23歳で小劇場からキャリアをスタートする。年間3-4本ペースで研鑽を積み、映像作品やナレーター業も多数。2017年、坊っちゃん劇場出演(「52days~愚陀佛庵、二人の文豪~」 演出:石田昌也)をきっかけに2019年から活動拠点を愛媛県に移した。
持ち味の、自然な佇まいからもたらされる親しげな温かみ、明確でいてなだらかな語り口と声の張りは、役の輪郭を際立たせ、その体温を確かなものとして客席に伝えてくる。

森田祐吏(モリタユウリ)は、三重県出身の俳優で、早稲田大学演劇研究会出身。活動拠点は東京。2020年6月より坊っちゃん劇場「おかやま桃太郎伝説~鬼の鎮魂歌」にストーリーテラーのトースポ役で出演、一度聴いたら忘れない声音と、類稀なる身体能力、繊細な表現から爆発的な表現で、作品に大きなスパイスを効かせ、好評を得た。舞台のみならず、映像作品(NHK大河ドラマ「青天を衝け」、映画「リスタート」監督:品川ヒロシ)などにも出演している。

ふたりは遡ること13年前の2009年に、下北沢OFF OFFシアターにて初めて共演(劇団北京蝶々「呪われたバブルの塔」演出:大塩哲史)をしており、2020年の坊っちゃん劇場「鬼の鎮魂歌」(演出:錦織一清)で、再会を果たしている。

温泉に浸かっている際に、森田からの発案によりスタートしたこのプロジェクト・イワントモリは、愛媛県に新しい演劇文化を根づかせることができるだろうか。

Twitter :@iwantomori
公式HP:

The following two tabs change content below.
TanakaNaoki

TanakaNaoki

2020年に滋賀県から愛媛県東温市に移住しました! 東温市から舞台芸術をはじめとした文化芸術関係の情報を発信していきます。