古典戯曲を大胆アレンジした演劇作品が東温へ! 〜現代社会をかつてのロシア時代から沸き描く〜

東温市にある小劇場 東温アートヴィレッジセンター シアターNESTにて、サラダボール公演『三人姉妹monologue』が2021年7月10日・11日の2日間上演されます!

19世紀後半のロシア混乱期を生き抜く三人の姉妹を描いたチェーホフの作品「三人姉妹」を大胆にアレンジした今回の作品を上演するのは、香川県善通寺市に拠点を置き、シェイクスピアや岸田國士をはじめとした多ジャンルの演劇作品の上演や地域社会に根ざした芸術活動・教育活動を行う「サラダボール」の皆さんです。

 

 

ちょっと待って、チェーホフってだれ?

そうです。いきなりチェーホフって言われても…

演劇をやってる人、本をよく読む人なら知ってるの?

でも知らなかったらわからない!楽しめるかどうか不安…

そう、そうですよね。チェーホフって知ってる人は知ってるけど知らない人も結構いるのでは??と思います。

チェーホフとは1860年〜1904年の混沌とした時代のロシアで活躍をした劇作家・小説家で、フルネームはアントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ。

今やロシアだけでなく世界中で高い評価をされている劇作家の一人です。

何か特別な主人公が描かれるのではなく、いたってどこにでもいる人々の生活の中で起こる問題を作品の中に取り上げ「何かが起こっても何も起こらない」とも評されるなど、それまでの時代にはなかった特徴を持つチェーホフの作品の数々は、当時の演劇界を革命したと言われるほど…!

そんなチェーホフの四大戯曲とも言われる代表作品「三人姉妹」がアレンジされて今回東温で上演されます。

他にもチェーホフの代表作として「かもめ」、「ワーニャ伯父さん」、「桜の園」などなど多くの作品があります。

チェーホフ4大戯曲「三人姉妹」とは

チェーホフの4大戯曲の一つである「三人姉妹」はどんな物語なのでしょうか?

あらすじにはこう書かれています。

生まれ故郷のモスクワを離れ、田舎で暮らすプローゾロフ家の三姉妹たち。
将軍の娘として過ごした華やかな生活も今は過去。独身で教師の長女オルガ、夫に不満を感じ結婚生活に嫌気がさしている次女マーシャ、現実の厳しさに気付きはじめた三女イリーナ。それぞれに満たされぬ思いを抱きながらモスクワに帰る日を夢みている姉妹たち。
そこにモスクワからこの町に新しく駐屯する軍人たちがやってきて……。
姉妹の生活がゆっくりと動きはじめる。

ふーむ、まさにチェーホフが生きていた混乱期のロシアが描かれた物語という感じがしますね。

そしてこの「三人姉妹」を現代社会と照らし合わせ、今を生きる人たちに向けて大胆にアレンジしたのが、今回のサラダボール公演『三人姉妹monologue』

これはかなり気になりますね…100年前の戯曲が今の私たちの目にどう映るのでしょうか

今回の上演にあたっての想い

2020年の春以降、これまであった日常がガラリと変わり、演劇を創作する環境は非常に厳しいものになりました。

そんな中、今回の公演チラシには演出家、西村和宏氏よりメッセージが綴られていました。

【演出家の言葉】
日常がこんなにもあっけなく、簡単に、なし崩し的に奪われるとは思ってもいませんでした。明日のこともわからない、混乱した暗い時代に私たちはどう希望を持ちながら生きて行くのか、全くわかりません。でも、そういう時にこそ、わたしは芸術が役に立つのではないか、必要なのではないかと思います。音楽によって癒される傷もあれば、物語によって心が軽くなることもあるのではないかと。チェーホフの四大戯曲のうちの一つ『三人姉妹』を大胆にアレンジし、女優3人によるモノローグ(独白)をベースにしたお芝居に再構築して、チェーホフの言葉を今の世に響かせたいと思っています。
19世紀後半、農奴解放令に始まるロシア封建主義の大改革・大混乱の時代に生き、大革命の前に亡くなったチェーホフの言葉は、今の私たちの心に少しだけあかりを灯してくれる気がしています。−西村和宏−

西村氏はこれまでにも東温市で初めて行われた戯曲賞、アートヴィレッジTOON戯曲賞2018大賞作品『草の家』の演出を手がけるなど東温市の舞台芸術に大きな影響をもたらした人物で、今回のサラダボール公演『三人姉妹monologue』の上演は非常に興味深いものになると確信をしています。

とうおんアートヴィレッジフェスティバル2021の幕開け

今回の上演は東温市が毎年行っているアートの祭典「とうおんアートヴィレッジフェスティバル2021」の参加企画であり、この公演を皮切りに2021年のとうおんアートヴィレッジフェスティバルが開幕します!

今後も数多くのアートが東温で溢れます!ぜひ情報をチェックしてみてくださいね!

 

◆サラダボール公演『三人姉妹 monologue』公演情報◆

【脚本・演出】西村和宏
【原作】チェーホフ
【翻訳】神西清

【出演】
鈴木智香子(青年団/サラダボール)
滝香織
高橋なつみ(サラダボール)

【日時】
2021年
7月10日(土)13:00開演/18:30開演
7月11日(日)13:00開演
*受付開始・開場は開演の30分前
*上演時間:約2時間15分(途中休憩あり)

【会場】
東温アートヴィレッジセンター シアターNEST
( 東温市見奈良1125番地 レスパスシティ/クールス・モール2F )
※※伊予鉄横河原線「見奈良」駅より徒歩6分
※駐車場あり(無料)

【料金】
一般:2,500円/U25:1,500円/高校生以下:無料
*全席自由
*予約のみの取り扱い。当日券の販売予定はございません。
*U25(25歳以下)、高校生以下の方は年齢・学籍の証明書をご提示ください。
*未就学児童はご入場いただけません。

【オンライン予約】https://www.quartet-online.net/ticket/three-sisters-toon

公演情報をさらに詳しく!

 

《サラダボール》とは

演出家・西村和宏が古典戯曲から現代戯曲まで様々なジャンルの作品を上演する場。
座付作家・鈴木大介のシュールな不条理現代劇からシェイクスピア、岸田國士まで、多様な戯曲を扱い、上演ごとに作品の色合いが大胆に変化する。
コメディ色の濃い作品から、歌にダンスのエンタメショー、疾走感溢れる群像劇、言葉の妙を味わう対話劇など、多種多様な作品を生み出す演劇のるつぼ、サラダボール。

2002年に旗揚げ、2006年から青年団内ユニットとしての活動を経て、2011年より拠点を香川県善通寺市に移し、地域社会に根ざした芸術活動・教育活動を行う。2017年、新メンバーを加え、香川・愛媛・高知を巡る劇団初の四国ツアーを皮切りに、「拠点四国」として本格始動。
※サラダボールWEBサイトより引用

◆ サラダボールWEBサイト
http://saladball.info/three-sisters-toon/
◆ twitter
@saladball2002
◆ Facebook
https://www.facebook.com/saladball2002/

 

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2020年に滋賀県から愛媛県東温市に移住しました! 東温市から舞台芸術をはじめとした文化芸術関係の情報を発信していきます。

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